スイートピーとチューリップ
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先日、同期の友人の指摘で、自分が数え年で「不惑」であることに気がついた。研究者という職業に迷いはないが、先行きが不透明であることは否めない。杓子定規にならずに、やりたいことをやるまでだと最近開き直っている。
ところで数日前、妻は何を思ったのか、このブログを一昨年のバックナンバーまでさかのぼって読み終えて、私の帰宅を待ち構えていた。いきなり、「だれが『お出かけに情熱を燃やす妻』なのよ!」と問い詰められ、慌てた。まあまあといくらなだめても次から次に気に入らないところを指摘され、対応に追われた。少し反省をして、愛する妻への至誠の表明と釈明をかねて今回の記事を書くことにした。
インド舞踊家である妹、恭子 の名前と写真がでかでかと出ているのに、いつも一緒にいる自分のことがあまり書かれていないのは納得がいかない、と言う。まじめな話をすると、このブログでは、学会発表などで一般に公表されている場合を除き、プライバシーを配慮して個人名をできるだけ出さないように心がけている。妻といえどもこの原則を適用していただけだったのである。
今後彼女にはこのブログにより多く登場してもらおうと考えている。ただ私が書いているので、常に気に入った内容になるとは限らないだろう。いっそのこと、「けちけち英語学習法」とか「いけいけ香保里先生」といったタイトルで自分のブログを作ってはどうかと私は提案している。
妻は弁当の話題も気になるようだ。見栄っ張りなので、だれが私の弁当を入れているのかを明らかにしたくないらしい。ここだけの話、弁当は私が自分で入れている。ただし、弁当の分まで考えて夕食を準備しているのは彼女である。この点、私は大変感謝をしている。また、平日は別々に朝ごはんを食べている。二人とも仕事で夜更かしすることが多いので、お互いの分まで早起きしていたら体が持たないのである。
それから「弁当の中身まで書かなくてもいいのよ」という。秋刀魚や目刺しの弁当を持っていくことは、世間にはばかることのように思っているらしい。それは了見違いである。お頭付の格式高い弁当であると私は思う。さらにこれらはドコサヘキサエン酸(DHA)やカルシウムなどの滋養が豊富で健康的な昼食であることは言うまでもなく、このブログの趣旨に則った話題である。
ついでなので書いておくと、私の朝食の定番は汁かけご飯か茶漬け、それにバナナである。夕飯のご飯と味噌汁が残っている場合は汁かけご飯である。なべの味噌汁を温めて、どんぶりによそった冷や飯の上に、どばっとかけるのがおいしい。ちなみに私は炊飯器の保温機能が好きではない。一晩も保温すると味が落ちてしまうからである。
味噌汁がない場合は、茶漬けである。佃煮や漬物を具にするのだが、最近は納豆茶漬けにはまっている。これは私の発明ではなく、「魯山人味道」にも出ている通人の食い方である。ありがたいことに、某健康番組が大豆イソブラホンの効果を宣伝してくれたおかげで、我が家の冷蔵庫には納豆が常備されている。まず納豆にしょう油と辛子をかけてかき混ぜる。私は添付のタレよりも、ツンとした香りのするしょう油のほうが好きである。魯山人によると、どろどろになるまでかき混ぜるとうまいというのだが、朝から15分も納豆を練っている時間はないので、大豆の粒がばらばらになる程度にほぐれたら冷や飯の上にのせる。それから、好みで、茶漬けのりをふりかけ、適当な具をのせる。要は冷蔵庫にあるものを適当に漁るということである。それから熱湯を注いで、かき混ぜる。納豆のねばねばが全体にいきわたってなんとも言えない絶妙な食感である。
それから朝食には濃い緑茶が欠かせない。急須に熱湯を注いだときに立ち上る緑茶の香りがたまらないのだが、うちにはクキ茶とか玄米茶しか置いていないことが多い。これは家計をやりくりするどけちの、もとい、しまり屋の愛する妻、香保里の揺るぎない信念に基づいた方針による。
ちなみに我が愛する妻は大好物のクリームパンなどを朝から食べている。健康的食欲を持つ姿麗しき妻を見ることはこの上ない幸せである。ただ誠実なる夫として我が愛する女性の体重増加を切に懸念いたすところ、と真情を申し述べる次第である。
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久しぶりに朝風呂に入り、湯船に浸かって何も考えないでのんびりした。私は長風呂なので、知らないうちに1時間程度はすぐに過ぎてしまう。特に健康法などはなく、ただ気持ちがいいから好きである。普段の入浴は睡眠時間を削ることになるので、どうしても時間が気になるのだが、締め切りもお出かけもない休日は心おきなくくつろげる。
ところで、今月の初めに、学内でお世話になった先生の最終講義があったので聴講させて頂いた。今年度末に定年退職を控え、卒業研究以来の研究と教育での活躍をたどるという内容の講演で、バイタリティー溢れる話しぶりに圧倒された。何よりも情熱をもって現役期間を全うされたことに、長距離走者のゴールシーンを見るような感銘を受けた。私にもそのような晴れやかな日が来ることを夢に見ている。
下は寒中お見舞いの葉書に添えるために描いたチューリップ。妻が好きな花である。
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どういうわけか、先日の国際シンポジウムの期間中だけ、喉がはれて声が低くなってました。肝心なときに体調が今ひとつ、というのはいつも通りですが、風邪をひかなかっただけでも良しとするべきでしょうか。先週から、忙しくて中断していたジョギング通勤を再開して体力づくりに精進しています。
ところで、テレビ番組「あるある大事典Ⅱ」のデータ捏造事件がニュースになってますね。テレビは影響力が大きい分、騙されたとわかるとその反動も大きいようです。
データ捏造は言語道断ですが、そもそも1時間足らずの娯楽番組で分子生物学を駆使した最新の食品科学をもとに新しい健康法を提案し、科学的厳密さと医学的な信頼性をもって人やマウスで実証する、ということは難しい気がします。時間と予算に制限があれば、どうしても無理をせざるおえないのでしょう。
しかしテレビ司会者の説得力は絶大なようで、妻は私の説明をちっとも聞いてくれませんが、テレビで見たものがすぐ食卓に並ぶということがよくあります。
例えば「白米と玄米を6対4か7対3の割合で混ぜて炊いたご飯をよく噛んで食べるとおいしくて健康に良い」といくら私が力説してもさっぱりでしたが、運良く妻が玄米を扱った健康番組を見たおかげで毎日食べられるようになりました。大好きなキノコ類についても、「キノコの味噌汁を食せば痩せられる」と主張する番組のおかげでうちの定番メニューになったりと、結構恩恵にあずかってます。今後さらに、ごぼうの天ぷら、肝吸い、汁かけご飯の朝食といったメニューの健康番組を作ってもらえるとうれしい。
冗談はともあれ、食べるだけで簡単に痩せられる食品をさがす、ということに無理があると思います。食事で吸収した分のエネルギーを運動や代謝で消費しきれなければ、残りは脂肪として蓄積される、という事実はエネルギー保存則からみても避けられそうにありません。やはり、適量をおいしく食べることが健康には一番ではないでしょうか。
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