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2007年3月24日 (土)

映画「シェーン」の感想

しばらく前にレコード店の前を通りかかったら、著作権が消滅した古い映画のDVDソフトが並べられ、一本五百円で売られていた。その中に学生時代に好きだった「シェーン」があったので、衝動買いした。これを最近購入したDVDプレーヤーで見たのだが、すっかり感情移入してしまった。

シェーンは強くて善良で、確固たる行動規範を具えた人物である。そんな彼が通りかかった辺境の町で開拓民と牧畜業者のいざこざに巻き込まれ、牧畜業者が雇った殺し屋と対決する。ただそれだけなのだが、彼が最後に銃を抜くクライマックスシーンにはただならぬ緊張感と感動がある。

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町の酒場でのシーン。手前がトラブルにけりをつけに来たシェーンで、奥に座っているのが牧畜業者のライカー。張り詰めた空気の中、床を踏む一歩一歩の足音が印象的である。ここでシェーンの正面にいる用心棒「二挺拳銃のウィルソン」を挑発する。
シェーン:I heard you are a raw damn yankee liar.

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ウィルソン:Pull it.
シェーン役のアラン・ラッドの早撃ちはすばらしい。それからジャック・バランス扮するウィルソンの悪役ぶりもよい。

西部劇には多くの魅力的なヒーローが存在するが、一見平凡そうな風貌のシェーンは際立っているように思える。それは全編にわたってまったく揺らぎなく、彼の人物描写がなされているためであろう。わざわざ私が言うほどのことでもないだろうが、傑作である。1953年製作、ジョージ・スティーブンス監督。

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歯科検診を受けた

昨日、2年ぶりに歯医者に行った。別にどこも悪くない。ただ妻が診てもらっておくように、と言うからである。めんどくさいのだが、この程度のことで妻に抵抗するのは労力の無駄である。

大学から自転車で5分ほどのところにある歯医者さんを予約した。以前お世話になったことのある、小さな医院である。治療用のリクライニングシートに座り、歯の検査とクリーニングをお願いした。主に若い歯科衛生士さんが対応してくれたのだが、30分ほどの処置は丁寧だった。研磨するだけなので痛みはほとんどなく、頭越しに口の中をのぞく衛生士さんの顔をぼんやり眺めているうちに終わった。

椅子を起こしてもらって、口を濯ごうとしたら口が閉じないので焦った。長時間口を開けていたため、顎の関節が外れたらしい。(正確には顎関節脱臼。)久しぶりだが、私にはたまにあることだ。

痛みはないのだが、小さなゴムボールを噛んでいるような感触で、どうしても上下の歯を合せることができない。「あ」と「わ」の音しか発声できないので、しゃべろうとしても言葉にならない。それでも顎が外れたということは衛生士さんに伝わったようで、彼女は応援を呼びに姿を消した。

以前も別の歯科医院で、治療中に顎が脱臼したことがある。こういう患者はたまにいるらしい。このときは歯医者さんが口の中に指を入れ、下あごを掴んで持ち上げるようにして、うまく関節をはめてくれた。今回はきりっとした表情の衛生士さんが来て、外から顎の関節を軽く押さえたら、楽に口が閉まった。正面から見ると顎の位置が少しずれているのがわかるらしい。少し勉強になった。

小学生のころに読んだ小説で、あごの脱臼を治すのに、頭に座布団を乗せて上から金槌でたたく、というのがあった。見た目には面白いが、私は遠慮したい。私のやり方は、自分の手のひらであごと頭を挟むように押さえ、顔の縦方向に圧力をかけるというものである。これはこれで、見ている人はびっくりするようだ。力づくの方法で、あまり関節によいとは思えない。今度顎が外れたら、鏡を見ながらいろいろ試してみたいと思う。

ちなみに、「虫歯はありません。歯茎も非常によい状態です。」という検査結果だった。「6ヵ月後にまた来てください」とのことである。

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2007年3月19日 (月)

久しぶりに自分で散髪した

私は普段、自分で散髪しているのだが、去年の年末に近所の床屋で切ってもらった。なぜかというと、年末の祖父の通夜の前に母親が床屋に行くようにと強く言ったからである。私は、「髪型などどうでもよいし、そんなもので人を判断するような人物は嫌いである」と主張しようと思ったがやめた。床屋に行くだけで喜んでくれるなら安いものである。

床屋さんは長髪で無口な中年の男性だった。他に客が誰もいなかったので、すぐに散髪台に座わった。私は髪型のことはよく知らないので「刈り上げないで短めに」と頼んだ。プロに切ってもらうのは5年ぶりぐらいである。さすがにすばらしい手さばきで切っていく。出来上がりは、確かにきれいだった。ただ、前髪がそろい、髪の毛の輪郭が丸い曲線になっている。つまり坊ちゃん刈り。やはりこうなったか、というのが正直な感想である。床屋さんには申し訳ないが、居心地が悪くて、なんとも釈然としない気分になる。こういうときはすぐに家に帰って、整髪剤のついた髪を水にぬらして、くしゃくしゃにしてしまう。多少ぎざぎざしてワイルドな髪型のほうが自分のイメージに合っているような気がする。

時間ができて、この週末にようやく自分で切ることができた。今回は道具が増えた。近所のディスカウントストアで散髪用のハサミを見つけて購入したのである。男性用化粧品メーカーが出している製品で、値段はすきバサミとふつうのハサミがセットで千五百円程度だった。刃が少し短いのだが、有るととても便利である。前髪と横髪は主に2本のハサミを使って切り、後ろは以前どおり電気バリカンで梳いた。後ろの襟足だけは妻に切りそろえてもらった。

今回はなかなかうまくできたと思う。明らかな失敗は、右側頭部を切りすぎて地肌が見えかけているところ1ヶ所のみ。もう虎刈りとは言えないできばえである。微妙な左右の非対称性や、ナチュラルな不規則さをもつ輪郭に心地よさを覚える。満足した。

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2007年3月18日 (日)

学内での国際シンポジウムで講演

3月14日と15日に学内で"Rits-PAS Jpint Symposium"という国際シンポジウムが開かれた。この会議は大学間の国際連携に関連したもので、主な参加者は、ポーランドから来日した3人の研究者と学内の化学系の先生方だった。出席者が20人ほどの少人数の会合で、休み時間や食事の時間も含めてゆっくりと議論できたのがよかった。

私はシンポジウムの責任者から依頼され、45分の時間をもらって話をした。小さな会であっても、呼んでいただけるのはうれしい。1月のシンポジウム以来の英語での発表だったのだが、準備が間に合わず、当日少し不安が残った。本番ではそれほど大きな失敗はなかったが、準備した内容が多すぎて、説明が中途半端になってしまったところがあった。せめて一度くらいは、実際に声を出して練習すべきだったと反省している。しかし、研究内容に関しては、私が直接にコメントを聞いた限りはとても好評だった。

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2007年3月12日 (月)

第14回京都シティハーフマラソンで完走した

去年完走できなかった京都シティハーフマラソンに昨日再挑戦した。今回は無事完走、記録は1時間51分程度。天気予報では雨だったが、幸いにして雪がちらつく寒さのマラソン日和だった。

私は初心者なので七千人ほどの出場者のほとんど最後尾からのスタートだった。用意スタートのピストルの音が聞こえてから、スタートラインの平安神宮の鳥居を通過するまでに2分以上かかるような混雑だった。レースの前半は周りのランナーをよけながら走らなければならず、自分のペースで守ることが難しかった。しかし体力的には余裕があって、これほど道が混んでいなければもう少し速く走れたと思う。ともあれ、関門に引っかからずゴールすることができて満足である。

ところで先日、友人にいつかフルマラソンに出たいと言ったら、金哲彦と言う人が書いた「3時間台で完走するマラソン まずはウォーキングから」という本を送ってくれた。新書版であるが初心者向きのわかりやすく実用的な本である。フォームやトレーニング、レースマネージメントなど、もっと早くから知っておけばよかったということが多く書かれている。次は、しっかり準備をしてフルマラソンに挑戦したい。

下は平安神宮のお庭。去年の年末に他界した母方の祖父は、ここで祖母と結婚式を挙げたと聞いている。すでに四十九日を終えたので、お参りした。

Heian_1

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2007年3月 7日 (水)

現在の職について

またしばらく更新を怠ってしまいました。皆様いかがお過ごしでしょうか。私は目下就職活動中です。もともと私の職は、「21世紀COE」という文科省のプロジェクトが行われている間だけのもので、プロジェクトが終了する今月で任期が切れる予定でした。しかしグローバルCOE(次期COE)の申請に関連して、今のまま、あと半年間契約が延長されるようです。それ以降には、グローバルCOEに採択されて研究組織が存続する可能性があります。あるいは、今から半年のうちに次の仕事を見つけなければならない、という状況です。それにしても、以前からわかっていたこととはいえ、仕事の契約期限が近づくとストレスが掛かりますね。

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